2025年問題の次は2035年問題⁉ 進行する日本の高齢化

2025年問題の次は2035年問題⁉ 進行する日本の高齢化

2025年まであと7年ほどという中、地域包括ケアの整備、介護保険制度の改定など、様々な形で社会保障体制を整えている日本。ただそんな中、今年の7月に塩崎厚労相が会見を行った際に、2035年問題というフレーズが登場しました。2025年の10年後に当たるわけですが、この2035年にいったい何があるの、少し取り上げてみましょう。

団塊ジュニアが高齢者になる

団塊の世代の子供たち

実はこの2035年ですが、団塊の世代の子供世代、いわゆる「団塊ジュニア」が65歳になり始める年齢です。団塊ジュニアは1971年から74年までの間に生まれた人をいいます。第二次ベビーブームともいわれていますね。2017年現在はまだ40代ですが、2035年頃から順次高齢者世代を迎えていくわけです。

日本の人口ピラミッドの特徴

この団塊ジュニアも非常に人口が多く、横軸に年数、縦軸にその年に生まれた人の人口数をとるグラフを書くと、日本人の人口数の分布はきれいに二つの山に分かれます。一つの山は最初の1946~1949年までの第一次ベビーブーム、もう一つの山は第二次ベビーブームの山です。第二次ベビーブームの間も年間200万人以上の出生数があり、第一次ベビーブーム以来の多さとなっていました。ただ1975年には200万人を割り込むようになり、その後出生数は年々低下。2016年には初めて100万人を割り込みました。

2035年問題の到来

団塊の世代、団塊ジュニアともに高齢者になる2035年

2025年問題は、団塊世代が後期高齢者になる年代ですが、その10年後の2035年には85歳。男女の平均寿命を上回る年齢ですが、このくらいの年齢になると、いよいよ介護を必要とする人が多くなります。一方、団塊ジュニア世代も65歳を迎え、年金を受給するようになります。いわば2035年は、団塊の世代、団塊ジュニアともに年金受給世代となるわけです。年間210~270万人以上の出生数のあった世代を、その半分程度の出生数しかなかった世代が支えることになります。

日本の総人口も減少

2035年には、2015年時点よりも1,500万人ほど日本の人口は少なくなり、約1億1,200万人になるとみられています。15~64歳までの世代、0~14歳までの世代がどんどんしぼんでいくのです。一方、年々増えていくのは高齢者人口。ただ高齢者人口そのものも2040年ほどをピークに減少を始めるのですが、高齢者の人口減よりもはるかに急速に0~64歳人口が減っていきます。そのため、総人口に占める65歳以上の割合である「高齢化率」はどんどん上昇し、2025年には30%、2045年には36%、2055年には39%となっていく見込みです。

まとめ

高齢者の人口が急速に増え、若年層の人口がどんどん減っていく、というのが今後数十年間の日本の人口の動き。中でも特に危機的状況を迎えるのが2025年、そして2035年だと言われています。団塊ジュニアは未婚率が高く、晩婚化も進んでいるため、「第三次ベビーブーム」のようなことは起こらなかったようです。ただ「第一次」、「第二次」の時の人口増と、それに対する社会保障体制の整備は、日本社会に課せられた大きな課題と言えます。

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